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戦評

平成23年度関西学生春季リーグ第1戦 対大経大

昨年11月のインカレで悔し涙を流してから5ヶ月、いよいよリーグ開幕である。昨年の悔しさを晴らすべくトレーニングを重ねて今シーズンに臨む。春季リーグ第1戦、相手は大阪経済大学である。経大とは昨年春秋ともに勝利しているものの最後まで予断を許さない試合であった。それゆえ両者の実力は非常に拮抗しているといえよう。一つのミスが命取りとなる試合である。そして苦しい展開となってもいかに耐え、自分達の試合ができるかが焦点となる試合である。

立ち上がり関大は四回生中嶋らの活躍でリードし、主導権を握るかと思われたが、そこからミスによる逆速攻で6連続失点を許し、経大ペースとなる。関大も三回生長谷らで返すもシュートミスが多く乗り切れない。常に3〜4点のリードを許す展開となるも前半終了間際、経大に連続して退場者が出たところを畳みかけ、14対15となんとか1点のビハインドまで縮めて試合を折り返す。

ハーフタイム、前半できていないDFから速攻という自分達のハンドボールをすること、そして苦しい展開となっても耐え、こちらのペースをたぐり寄せることを確認し合って後半に臨む。

後半、攻勢が期待されるも、相手ポストプレーヤーにシュートを決められ、またもやリードを許す展開となる。関大はシュートミスから流れに乗れないが、ここで四回生GK森が好守をみせ、少しずつ流れを引き寄せる。守りが作った流れに四回生センタープレーヤー平木が呼応し、巧みなリードからノーマークを作り出し、四回生三浦らで着実に加点する。残り10分、ついに逆転を果たし、一気に関大ペースとなり、最終的には32対28で関大の勝利となった。

何とか勝利することができたものの反省点の多い試合だった。特にシュートミスが多いことが苦戦の最大の要因であろう。各人が練習中からより課題を持った取り組みが必要となろう。反省してほしい。また相手センタープレーヤー、そしてポストプレーヤーに何度も同じパターンを決められたことも反省すべき点である。これも練習中から常に強く当たることを念頭に置いていないから試合でそこを突かれてしまっている。意識改革が必要である。しっかりとした取り組みをせねばならない。

しかし今日の試合、本当に苦しい流れだったにもかかわらず勝利できたことは、やはり気持ちが切れなかったからであろう。誰かがミスをしても主将田月を中心に声を掛け合い、耐え、流れを引き寄せたことは高く評価できよう。新入部員も多く入部し、試合に出ることのできない、ユニフォームを着たくても着れない者がたくさんいる。プレーヤーはそういった仲間の思いを託されて試合に出場するのである。皆が納得のできる、心から応援しようと思う、そのような姿勢で試合に臨まねばならない。まだまだ十分ではないが、今日の試合はそのことをプレーヤーが常に意識しながら戦っていたと感じることができた。われわれのベースはまさにここにある。これからもこのことを大切にして戦っていきたい。

次週はライバル関学である。今日の反省を生かし、より内容のある試合を展開したい。そのためにも練習から意欲的に取り組み、チーム一丸となって試合に臨みたい。

(男子部監督 中川昌幸)