戦評
平成24年度関西学生春季リーグ第1戦 対関西学院大学
秋春季リーグ第1戦、対するは関西学院大学。昨年、好成績を残したメンバーが揃って卒業し、まったく違うチームでのスタートとなる。今年一年を占う意味で非常に重要な一戦である。勝敗はもちろん、関大のモットーである「チーム一丸」となって戦うことができるか、そこが焦点となる一戦である。
立ち上がり、関大は四回生與田、三回生西岡らで得点するも、初戦のせいか動きが硬く、ペースを握れない。しかし、得点はできないもののディフェンスで粘りを見せ、試合は膠着状態となる。だが、中盤以降、関学はテンポ良い攻撃を展開する。その攻撃の前に連続失点を許してしまう。この連続失点が大きく、前半を10対15と5点差をつけられての折り返しとなる。
ハーフタイム、どのような試合展開になろうとも「必ず勝つ」という強い意志のもと、全員で粘り強く戦い、気持ちを前面に押し出したプレーをすることを再確認する。
後半に入ると二回生GK田中がファインセーブを連発し、チームを勢いづける。それに呼応するかのように四回生金田、二回生長谷亮らが得点する。一気に同点、逆転といきたいところではあったが、ここでチャージング、オーバーステップといったオフェンスファールを犯してしまう。流れをものにすることができないもののGKを軸としたディフェンスで粘り、簡単には失点を許さない。耐えに耐えた終盤、四回生長谷直、二回生白井らの連続得点で一気に1点差まで迫る。そして残り10秒を切って速攻を仕掛けるも相手の捨て身のディフェンスの前に無情にもタイムアップ、22対23での悔しい敗戦となった。
今日の敗因の最たるものは「経験不足」これに尽きるだろう。新チーム発足時から懸念していたことが現実のものとなってしまった格好である。下級生が多くコートに発つ布陣でもあり、不足している経験を補うために練習試合をこなし、経験を積み重ねようとしたものの、公式戦、そしてリーグ初戦という異様なムードに飲み込まれてしまった。不完全燃焼の者が何人もいるだろう。この試合を糧とし、どのような状況でもベストのプレーができるよう成長してほしい。
一方、敗れたものの収穫も多い一戦であった。特に関大のモットーである「チーム一丸」という姿勢は十二分に出すことができた。コートの中の者はチームの代表として「絶対に勝つんだ!」という思いをコート上で表すことができた。現時点でチームとしてこのような姿勢を見せることができている意味は大きい。チームの基盤はしっかりとできている、ならば後はその上に経験や戦術といったファクターを積み重ねていくのみである。学生とともに努力したい。
今日の敗戦は本当に悔しい。悔しいが光明が差していることも事実である。これからのためにも今はひとつひとつのプレーを大切にし、自分たちのできることを増やしていかねばならない。日々の練習で研鑽を重ね、試合での経験を積んだ時、必ずや飛躍の時が来る。その時を信じ、チーム全員で気持ちをひとつにし、努力し続けたい。
(男子部監督 中川昌幸)


