戦評
平成24年度関西学生春季リーグ第6戦 対桃山学院大学
春季リーグ第6戦、対桃山学院大学。前節、大阪体育大学に敗北したものの、好転の兆しを見せた関大。ホーム、関大中央体育館でその戦いを続けていくことができるかが焦点となる試合である。
立ち上がり桃山の強打を浴びるも関大は二回生竹安の連続速攻などもあり、互角の展開となる。しかし、そこから攻撃でミスを連発し、逆に桃山の速攻を許し、追いかける展開となる。タイムアウトを取り、戦術の再確認をするも、相変わらずミスが減らない。この悪い流れの中、二回生GK田中が好守を連発して懸命に踏みとどまる。田中は26分には相手GKの飛び出しを見て、直接ゴールを決めるなど大奮闘する。この活躍もあったものの序盤につけられた差が大きく、前半を9対12と3点ビハインドで折り返す。
ハーフタイム、戦術の再確認をするとともに、大勢来てくださったOB諸氏、ご家族の方、関大関係者、そして試合に出場できないメンバーのためにもっともっと「気持ち」を前面に出して戦うことを誓って後半へと臨む。
後半に入ると四回生金田が中心となってディフェンスで相手を圧倒、ミスを誘発する。攻撃では三回生白井大が1対1から力強くシュートを決め、追撃する。中盤、なんとか追いつき、残り10分、逆転に成功する。しかし、ここからオフェンスミスが相次ぎ、とどめを刺せない。ここでGK田中が桃山オフェンスに立ちはだかり、連続してノーマークシュートを止める。そして残り30秒を切ったところで二回生橋本がとどめのポストシュートを決め、26対24で関大の勝利となった。
今日の試合の反省点はやはり前半の試合の入り方だろう。これはこれまでの試合でもたびたび指摘してきたことである。今日もいきなり7メートルスローを外し、オフェンスミスからの連続速攻を浴びてしまっている(前半、4本の7メートルスローを全部失敗している)。まさに自分たちで自分の首を絞めていると言っていいだろう。後半、気持ちが入ると集中力も増し、しっかりとした試合を展開できる。ならばそれを最初からできねばならない。そのためにはやはり練習中から常に集中することができねばならない。できていないからこそ今日のような試合展開となってしまうのである。学生たちに猛省を促し、次へとつなげてほしい。
今日の勝因はミスが多発し、相手に先行を許す場面でも粘り強く守り、最小失点に抑えたことだろう。これはGK田中の活躍が大きい。今季より正GKを任せているが、これまでにも要所で活躍してくれている。まだまだミスも多いがこのリーグでの経験を糧とし、大きく成長してほしい。またディフェンス陣も徐々に粘り強さを発揮してきている。これをさらに続け、成長していってほしい。
さて次戦はいよいよ最終戦である。この春季リーグ、初戦を落とし、それからも満足することのできない試合が続いていた。しかし、5月に入り、試合内容は徐々にではあるが上向きとなっている。この流れを続けていきたい。そのためには今日の後半のように60分間常に「気持ち」を前面に出し続けることが求められよう。そのための準備を練習からやらねばならない。しっかりとした取り組みをし、次戦が今リーグで一番の内容の試合となるようチーム全員で努力したい。
(男子部監督 中川昌幸)


