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戦評

平成26年度関西学生秋季リーグ第1戦 対大阪経済大学

西日本大会準々決勝、大阪体育大にリードしながら追いつかれ、延長戦で涙を飲んだ。この悔しさを晴らすべく夏、練習に励んだ。そうして迎えた秋季リーグ第一戦、相手は大阪経済大学。力のあるチームであり、ひとたび流れを渡してしまうと一気に差を開けられてしまう。ミスが出たとしてもどれだけディフェンスで辛抱し、自分たちのペースで試合ができるかが焦点となる試合である。

立ち上がり関大は二回生田辺の連続得点で波に乗る。守りでも三回生GK清水が堅い守りでチームを盛り立てる。相手のプレスディフェンスに対応できず、ミスが出る場面もあったが、素早い戻りで相手に速攻を許さず、セットディフェンスでも四回生橋本、二回生金内を中心とした守りで相手ボールを奪取する。そこからの速攻で四回生白井、竹安らで得点し、差を広げる。オフェンスでミスは出るも何とか守りでしのぎ、前半を13対8と5点リードで折り返す。

ハーフタイム、シュートミスなどで相手に流れを渡しかける場面でも何とかディフェンスで粘れていることを評価し、それを後半も継続させることを確認する。そして後半は決める場面でしっかりと決めきることを全員で確認し、後半へと臨む。

後半に入ってもディフェンスで足がよく動き、相手のミスを誘発する。そこからの速攻で三回生西塚らが得点し、差を広げる。守ってもこの日好調の清水が決定的場面を何度も防ぎ、流れを渡さない。前半同様、相手のプレスディフェンスには手こずったものの何とか守り抜き、25対17で関大の勝利となった。

今日の反省はやはり相手のプレスディフェンスに手こずったことであろう。相手の力強いプレスに思うようにボールが回せず、圧倒される場面すらあった。対策は講じていたもののまだまだ不十分だったということであり、次に向けて課題が残る部分である。しっかりと対応していきたい。

一方、ディフェンス面は評価できる。特に自分達がミスをした後、素早い戻りで相手に速攻で得点を許さなかったことは値打ちがある。17点と相手を20点以下に抑えたことが如実にそれを物語っている。常に今日の試合のような気持ちで試合に臨み、戦うことが強くなるために求められよう。続けていきたい。

今日の試合は初戦ということもあり、堅さも見られた。それをコート内だけでなく、応援席も含めたチーム全員で鼓舞し、勝利することができた。これをずっと続けていきたい。次戦以降も難敵が待ち構えているが、今日の気持ちを忘れず、チーム一丸となって立ち向かっていきたい。

(男子部監督 中川昌幸)