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戦評

平成27年度関西学生春季リーグ第2戦 対桃山学院大学

春季リーグ第2戦、相手は桃山学院大学。常にハードワークを行い、全員が動く好チームである。関大は前節同様にディフェンスを固めたいところである。それと同時に前節の反省を生かし、オフェンス面でミスを最小限にし、内容面でメリハリのある試合を行うことがテーマとなる試合である。

立ち上がり関大は二回生GK出原の好セーブから三回生恩塚が速攻で先取点をあげる。その後も三回生田辺、須田らが続き関大ペースとなるかと思えたが、ここで前節同様に攻撃でのミスから相手に反撃を許してしまう。中盤は一進一退の攻防となるが四回生柏木、三回生金内らの体を張ったディフェンスで流れを引き寄せ、前半を11対8と3点リードで折り返す。

ハーフタイム、相手以上にハードワークを行い、流れを渡さないこと。そして前半以上の内容を求めることを確認しあって後半へと臨む。

後半スタート直後、須田から四回生森へのスカイプレーが決まる。その後も柏木、二回生石田らが続き、関大ペースとなる。中盤、ミスから速攻を浴びる場面もあったものの出原が好セーブを連発し、流れを渡さない。前節とは違い、終盤にかけて随所に好プレーが出るようになり、差を広げそのままタイムアップ。29対21での勝利となった。

今日の勝因はやはり前節同様にディフェンスが機能したことにある。ディフェンスで相手に圧力をかけ、テクニカルなミスを誘発させたり、苦しいシュートを打たせることでGKがセーブしやすくするという約束事が守れている。これを続けていくとともにより進化させていきたい。

また前節の反省を生かし、攻撃面でミスが減少したことも評価したい。そのために速攻での失点も減り、結果的に相手をロースコアに抑えることができている。これもまたしっかりと続けていきたい。

ただゲーム運びは相変わらずバタバタした場面が目立つ。ルーズボールが取れなかったり、ディフェンスで当たった直後にスタンディングシュートを打たれる等、もっともっと徹底してハードワークを行わねばならない。われわれ同様、相手も必死でやっている。その相手よりも運動量で上回ることこそが勝利へとつながるのである。簡単に勝てる相手などどこにもいない。地に足を着け、しっかりとしたゲーム運びをするためにもこのことは徹底していきたい。

前節より内容は良化したもののまだまだチームは発展途上である。次戦は前半のヤマとも言える大阪経済大学戦である。今日の試合で出た課題をしっかりと練習にフィードバックし、内容ある練習を行いたい。そして部員全員で勝利に向けて一歩ずつ前進していきたい。

(男子部監督 中川昌幸)